機能塗装(表面塗装)とは

機能性塗装(表面塗装)とは

プラスチック筐体やカバー、部品の表面に機能性塗料を塗布し、別の優れた機能性を付加するコーティング技術です。
例えば、撥水性や親水性、耐薬品性や耐候性、潤滑性や耐傷性を高めることが可能です。
機能性塗剤に加飾性を持たせることで、使用環境に適した機能の付加と意匠性の向上を両立することも出来ます。

 

機能塗装(表面塗装)の種類

コーティング種類 用途
帯電防止塗装 プラスチック等の帯電(静電気)を防止します
化粧塗装(表面塗装) 風合いや高級感を出します
絶縁塗装 電気を通しにくくします
放熱塗装 放射率を上げて熱を放射しやすくします
撥水・抗ウイルスコーティング 撥水・抗ウイルス性等の塗膜を形成することが出来ます

 

帯電防止塗装

帯電防止塗装

使用事例:検査機器 

基材表面に10E8Ω~10E12Ω程度の導電性塗膜を付与することにより、プラスチック等の帯電(静電気)を防止するコーティングです。

 

化粧塗装(表面塗装)

化粧塗装(表面塗装)

化粧塗装とは、樹脂筐体の外観に塗装を行うことによって色味を加えたり、より風合いや高級感を出したい時などに数多く採用されています。スプレーコーティング(塗装)の強みは、小量多品種の生産品等にバリエーションが欲しい時に、細かな対応が可能であることです。
また、多数ご採用いただいている例として、筐体表面を化粧塗装し、裏側には導電塗装を行うなど、塗装方法の組み合わせなども柔軟に対応しています。

使用事例:X線筐体カバー
X線筐体カバー

お客様の御希望内容
カバーに色を付けたいがゴミブツの目立たない色にして欲しい。

解決提案
ゴミブツの目立ちにくいビーズ入り塗料を提案させて頂きました。シボ感も出て高級感が加わりました。

その他の実績

ドライヤー、髭剃り、防犯カメラ、火災報知器、医療機器

 

絶縁塗装

絶縁塗装 絶縁塗装

絶縁性の高い塗料でコーティングすることにより、電気を通しにくくします。

 

放熱塗装

放熱塗装

放熱専用塗料をコーティングし、素材表面の放射率を上げ、より多くの熱を放射します。

使用事例
放熱フィン
開発商品|株式会社Eサーモジェンテック (securesite.jp)

IoT用自立電源システム放熱フィンに塗装

 

撥水コーティング・抗ウィルスコーティング・その他のコーティング

撥水コーティング

撥水性・抗ウィルス性等の塗膜を形成するコーティングによって、それぞれの性能を持たせることが出来ます。
各塗料を選定し、ご説明致しますので、詳しくはお問合せ下さい。